Aloha
ハワイ滞在記を終わる前に、もう一度マウナケアで起こっていることについて・・
日本も深く関わっているのに、日本では全くと言っていいほど話題にならない。
6月の終わりから基本的にマウナケアの山頂には行けなくなりました。
山頂に建設予定のTMT(Thirty Meter Telescope)に対して建設反対運動が起こり
反対している人々が山頂に行けないように州政府側が
標高2800mのオニヅカセンターから上への道を閉鎖しています。
ちなみにオニヅカセンターも閉鎖されています。
(オニヅカセンターはハワイ大学が運営しているようです)
ハワイアンの人々を中心にマウナケアを守るため
建設に反対している「プロテクター」の人々はたくさんいますが
数人の若者がオニヅカセンターの向かい側に寝泊まりして
工事が始まらないよう見守っています。
前々から日本がこのプロジェクトに参加していることが
本当に残念で、申し訳なく思っていたので
今回7/1の夕方にマウナケアを訪れた時に彼らにその気持ちを伝えました。
日本人として本当に恥ずかしく悲しい、申し訳ないと・・
彼らは「あなたが謝らなくていいよ」と言ってくれます。
そして、マウナケアは本当に大切な場所だから守らなければいけないんだと
静かに語っていました。
数日後、サンライズにあわせてマウナケアを訪れた時
みんなで太陽が昇るまで「E Ala E」を唱えています。
最近また新たな動きがあって、山頂とマウナケアアクセスロード(頂上に向かう道路)の
両側1マイル以内が制限区域に指定されて規則ができました。
違反すると法に触れるそうです。
・区域内に寝袋やテント、コンロ、プロパンガスを持ち込んではいけない
・夜10時〜午前4時の間は制限区域内に入ったり、残っていてはいけない
(既存の展望台内とハワイ大学が運営する施設内は除く)
これはあきらかに後付け・・・
賛成とか反対とか、なに人だとか関係なく
このやり方はおかしいでしょう?
マウナケアも沖縄の海も一度壊してしまったら元に戻すことはできません。
切り倒した木を元に戻すこともできません。
人間が死んだら生き返らないのと同じ。
もっと大切にできないものでしょうか・・・
Hale Pōhaku